映画、ニュース、ドラマで練習するレベルに達したら
映画、ニュース、ドラマ等のリスニングに入って以降は、やり方がかなり変わります。
この段階では、それまでの「あらかじめ完璧に分析し終えた教材を刷り込んでいく」という方向性から、準備無くぶっつけ本番で教材に接し、「まずは自分の力だけで聞き取れるところまで聞き取る」「その後、自分の中に無い音声・語彙・表現を明確にし、そこをピンポイントで刷り込む」という方向性へシフトすることになります。
そのときに極めて有効なのが、これも恐らく多くの方が知っていると思われる一般的手法、ディクテーションです。誤解されている方の多い手法ですが、明確な意味があります。
具体的手順
では、具体的に手順を説明しましょう。
■ディクテーション
全身の神経を集中して教材の音声を一字一句漏らさず聞き取り、文字として書き起こしていきます。書き取るという性質上、わりと短いスパンで区切って処理していった方が良いでしょう。わからないところ、書き取れなかったとろこがあったら何度聞きなおしても構いません。そして、何度聞いても、もうこれ以上はわからないというところまで実施します。
※ ただし細かく区切りすぎないよう注意の必要あり。→説明ページへ
「この方法は時間ばかりかかって非効率的だし、むしろモチベーション低下につながる」という少々(?)的外れな批判や、「文意を聞き取る練習ではなくて音を精密に聞き取る能力を高めることが主眼だ」という解釈もありますが、少なくともスポーツ・イングリッシュでは、はっきりと次のように定義します。
この方法は、自分の中にまだ形成されていない音声記憶を探すための「準備手段」であり、「音を精密に聞き取る能力を高める副次効果も同時に獲得するメソッド」です。あくまで主眼は、探し出したものを刷り込んでいく、この次の部分にあります。したがって、「聞き取れるまで100回でも聞く」などという無駄な努力はしないでください。何度か聞けば、それ以上聞いてもわかるかわからないか、認識できるはずです。
1ヶ月これを実施してTOEICの点数が200点以上上がった方もいるようですので、あれこれ疑わず素直に実施しましょう。
■答え合わせ
スクリプトと比較し、何をどう間違っていたかを明確にします。間違った箇所はスクリプトの中に、どう間違ったかを書いていくと後々わかりやすいです。そのとき、聞き漏らした箇所は「抜」、違う単語と聞き違えた箇所は「(その違う単語のスペル)」、全くあてずっぽうに変な単語を作って書いた場合は「創作」、などと自分がわかりやすい記号的な言葉を書き入れていくと効率的です。
■分析
この段階では既に文法力と英文解釈力はあらかた高まっているはずなので、わからないのは「知らなかった表現・語彙」だけのはずです。それらのみを手早く調べ、完全に分析してしまいましょう。
■後は以前と同じ
知っていたけど聞き取れなかった部分や、知らなかった部分を音読、シャドーイング、リプロダクションします。もはや回数は100回も必要ないでしょうし、リプロダクション用の音声加工などもいらないでしょう。一時停止で十分です。なんだか簡単な説明ですが、あくまでこの練習作業が主眼であることに注意してください。
結局ディクテーションの意義とは
全体をご覧になっておわかりになるとおり、これは既に持っている英語回路を土台として、その上にどんどん音声記憶を効率的に上乗せしていく作業です。ディクテーションに対する多くの批判は、これを基本的英語脳も無い状態でいきなり実施することから発生する誤解だと推測されます。
ほとんどの音声・意味が把握できない状態で行っても、「聞き取れないものを探す」ことになりませんよね。っていうか、探す必要すら無いです(^▽^;)
↓↓↓「ブログ村」「人気ブログランキング」へ戻る↓↓↓
「ブログ村」
「人気ブログランキング」