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スピーキングトレーニング(アウトプット)・・・その3

クイックレスポンス続き

■合体レスポンスの教材
こうした合体文章例文を自分で作るのはさすがに難しいかもしれません。下手に作ると、三単現のS、時制の一致、冠詞や前置詞の使い方など、うっかり間違ったものを作って刷り込んでしまう可能性もあります。
でも数年前まで、この部分のトレーニングに使える書籍はほぼありませんでした。市橋敬三氏の「話すための英文法シリーズ」(「超入門編」を除く)や松本亨氏の「英作全集」は確かに次のレベルなのですが、合体されて複雑な長い文というよりは、個別単語の意味を積み重ねるような直訳では到達できない、非常に実戦的・英語的な表現(例えば「Sは安い」をS is a good buy.と言う、とかalthoughよりeven thoughの方が多く使われるのだ、とか。知らないとどうにもならないこと。)に重きを置いているのです。つまり、中学英語程度の基本的英語脳を長い文章に応用できるようになる前に、先へ進んでしまう感がありました。
一つの方法として、高校入試用(つまり中学英語)の長文翻訳問題をたくさん入手し、回答の日本語訳から逆に英文を作るということが考えられますが、どうにも面倒な話ですし、文法項目の偏りも心配です。

この点に関して大きな貢献をしたと考えられるのが、市橋氏の考え方にさらなる明確な理論的説明を加えて「瞬間英作文」という名前を付けた森沢洋介氏です。氏の「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」の後半部分は、不自然なほど複雑に合体され長々とした、それでいながら中学生程度限定(一部除く)の文章で合体力を「筋トレ」するという点では特筆の内容です。ある意味ミッシング・リンクを埋めるものだと言えます。

文章に間違いが多いとの指摘がありますので注意が必要ですが、慎重に見れば気づいて自ら訂正できるでしょう。

國弘正雄氏の只管音読と松本亨氏の「英語で考える」は、このように様々な方に受け継がれ、発展を続けてきたのです。

■基本的英語脳設置後
こうして中学英語程度の基本的英語脳を高い応用力で設置し終えたら、山口英文法のような高校生程度のやや高度・例外的な文法のものや、気の利いた最新・実戦的会話表現をカバーしたテキスト(この種のものは先述の市橋氏のものや松本氏のものが有名ですが、他にもたくさんあるはずです。)へ移ってインプットしていきます。
基本的英語脳のおかげで、その内容はずっと簡単に感じられるはずです。この段階では、回数は必要に応じて調節して構いません。


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