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多聴の臨界点

多聴の必要性に思い至りメソッドに加え、実施し始めてから、24日が経過しました。
かなりの時間、毎日実行していますが、現状を報告しましょう。

まず、素材から。

最初は国営ニュース放送局NPRのサイトに訪れて、主に「インタビュー」コーナーの音声ファイルを片っ端から聴いていきました。やはり、一方的に原稿を読むだけの一般のニュースには、どうしても「現実の会話とは別物で表現方法が限定されている」という認識があるので。
そのコーナーの音声が尽きると、ニュースも聴いていきました。
NPRにしたのは、アメリカ英語で練習したかったから。

でも、これは途中で面倒になりました。一つ一つのファイルは短いもので3分ぐらいだから、その都度何度もあちこちへ移動して、音声ファイルを開かないといけないのです。効率、かなり悪いですよね(^▽^;)

そこで、カスタマイズを尽くした愛機、スペシャルiPhone(笑)を活用する良い方法がないか調べたところ、素晴らしいものがありました。
Y!musicというアプリなのですが、この中に、「トーク」というジャンルがあるじゃないですか!

あれこれ聴いたのですが、今は「The Big Talker」という局をひたすら聴いています。
自然な短い会話のやりとりはあまり無いのですが、政治や事件のテーマを設定し、電話でリスナーやゲストに考えを述べてもらうという形式の番組が多いです。
リスナーはもちろんパーソナリティも、自分の考えをその場で延々とまくしたてる(原稿なんて無い)ので、長く速い会話を浴びるように聴くには最適です。電話音声は当然少し音質が悪いので修行の側面も強い。通勤中もずっと聴いています(地下鉄では途絶えちゃいますが。)。

少し思ったのですが、某有名リスニング教材などを高額で買い求める方々は、こういうネット上に転がる無料の素材を探す努力が面倒なのでしょうか……? まぁ、余計なお世話ですね。

次に、進展具合を。

多読と同じように、こちらも最初はけっこう凹みました(笑)。
ほとんどついていけないのです。映画では70%ぐらいわかるものも出てきているのに。
猛烈な速さのいわゆるマシンガントークで、かつ、話す内容が長いのなんの。

ところが、どうもやはり、多聴・多読というトレーニングには、「無意識下への蓄積」とか「臨界点」のようなものがあることを早くも感じ始めました。

まだ24日しか経過していないのですが、ここ最近、自分でも驚くようなレベルで意味が取れている時間がときどきあるのです。一つの単語とか文とかのレベルの「瞬間」ではないです。数分とか数十分とかのかなりの長い間、ずっとわかり続けているタイミングがある。
でもそれは一度達成するとずっと続くようなものではなく、翌日聴くとやっぱりほとんどわからなかったり、再びわかるタイミングが訪れたり、という。
レベルが激しくグラつく感じですね。

「無意識下への蓄積」を強く感じた証拠があります。CMです。

何日もラジオを聴いていると、CMって、ホントにしつこいぐらい何度も同じものが繰り返し流れますよね。
多聴に関しては多読と違い、わからなかった部分を調べたりしません。っていうか、録音して分析し直しているわけでもないので、できません。

それなのに、何度も聴いたCMについては、徐々に単語が細部まではっきり聴こえ、意味が取れるようになってくるのです。これはちょっと驚く出来事でした。
保険、GPSを利用した緊急時自動連絡システム、債務整理か自己破産の手続代行、家族がイラクに派兵されている方へのカウンセリング、マッスル系サプリメント、プロ野球選手をキャラクターにした自然環境保護団体への加入勧誘、怪しげなホームビジネスキットの宣伝……今適当に思い出しただけでも、これだけの内容を挙げられます。
また、聴いている番組が再放送である場合には、ちゃんと気づきます。

ということは、素材自体、リアルタイムの放送ではなく、かなりの長い時間の放送を録音したものを何度も繰り返し聴いたほうがいいのか? それともたくさんの異なる音声記憶を蓄積する観点から、新しいものを次々求めたほうがいいのか? その辺は今のところわかりません。
こうしたことを深く考察して述べている人はいないのでしょうか?

識者の方々には、根性論や感覚論でなく、実体験と論理的考察に基づく説得力ある理論展開をしてほしいものです。

レベルのグラつきは、語彙も関係しているかもしれません。Meet the Pressを観てみると、The Big Talkerよりもわからないことが多いです。特に、あの番組は書籍を引用する場面がよくあるんですが、ここは本当にわかりません。語彙も言い回しも、難しいからだと思います。それと、David、読むのが速過ぎるよ!(笑)

また、別途実施している「Dark Knight」のディクテーションに、影響が出てきました
出演者ほとんどがあまりにも気の抜けた(笑)省エネ発音でつぶやくようにしゃべる(ゲイリー・オールドマンなんてヒドイです。)あの映画は、ほとんど半分ぐらいの単語(知っている単語でも)が聴き取れないという事態が続いていたのですが、これがどういうわけか、かなりわかるようになってきたのです。
これについては、因果関係が不明ですね。英語脳がチューンアップされて、言っている内容の予測・推測レベルが上がり、そのことが音の聴き取りに貢献しているのでしょうか?

もしかしたら単に、わりと皆がはっきりとしゃべるシーンに入っただけなのかもしれませんが(笑)。

今は少し、まだ多聴に時間を回し過ぎな気がしていますので、もう少し多読を増やしてバランスを整えようかな。
もう新たなメソッドは無いので、延々とこれらを1年ぐらい繰り返した将来、どうなっているのか楽しみですね(⌒∇⌒)


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■※使用上の注意※■
この記事は、あくまで「メソッドに沿って練習している最近の状況報告」に過ぎません。まずは目次である左上の「コンテンツ」に沿って上から順番に、メソッド(実施の理論と方法)を全て(30分もかかりません)お読みになることを強く推奨します。
このサイトを知人に紹介したところ、なぜか「最新の記事」から「練習記」だけを見て、「難しい」と言ってそれ以上読むのを断念する人が多いようです(^▽^;)

皆さん、教科書の最後のページの練習問題だけを見て「ダメだこりゃ」なんて考えるのは早計です。そこへ着実に到達できる過程が、最初のページから全部書いてあるのです。

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