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訓練のノウハウに関する全体方針~根拠と出典~その1

英語で考えて只管音読~英語界の二人の巨人~

そのような応用自在の英語脳習得を実現するため、スポーツ・イングリッシュでは以下のようなたった二つのノウハウを使います。

  • 「英語で考えながら只管音読する(理屈としての知識ではなく掛け算九九のように音声記憶とイメージを身体に刷り込む)」
  • 「長期記憶を可能とする『薄い繰り返し』を使う」

只管音読は「同時通訳の神様」と呼ばれた國弘正雄氏(アポロ11号が初めて月面に着陸した時の通訳をした方)が唱えた英語習得法です。それは極めて地味・シンプルな方法で、「とにかくどこまでも音読する」というものです。
それも生半可なレベルではありません。一つのテキストを100回も声に出して読むのです。実際には今は様々な現代的テクニックがあって、ただ闇雲に音読するだけではありませんが、詳しくは後述します。

そしてその際、「英語で考えること」が重要になります。こちらは短い英作文を大量に繰り返すメソッドで知られる松本亨氏が提唱したものです。
英語で考えるというと非常に難解なことのように聞こえるかもしれませんが、要は英語脳の説明でも出てきたように、日本語を仲介させずに直接イメージを結ぶ、ということに過ぎません。いきなりこれを初めて聴く(言う)文章でやれ、と言われるとできるはずがありませんが、繰り返しの練習の中において行うのはたやすいことです。最初からできるようになれ、というのではないのです。

現実を正確に把握して感覚を調整しよう

なんら画期的に見えず原始的にすら思えるこの方法を聞いた時点で「このメソッドはやめよう」と思う方もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください。そう大げさに心配する必要はありません。というより、過度に面倒に感じた方は表面的な印象のみから捉え違いを起こしています。今から明確な根拠を説明します。

英語の習得には普通に取り組んだとき1日3時間で2年以上かかるという事実を思い出してください。このような時間的尺度の中には、十分にこれを為すだけの余裕があるのです。現実に、管理人は9ヶ月、毎日50分のリスニングトレーニングを行ってきましたが、1分200ワードの速さで全てを音読すると合計で1時間かかる長さのテキストを、100回音読できました。
逆に言えば、このようなコツコツ作業を必要としないのであれば、習得にそんな長い年月はかかるはずがないのです。
つまり英語の習得には、その程度の覚悟はどうしても必要なのだ、とも言えますね。

英語は掛け算九九と似ている

さらにこの方法が非常に効果的である大きな証拠があります。誰でも知っている「掛け算九九」です。
私たちはなぜ、ランダムにどの段の掛け算を突然提示されても理屈抜きで瞬間的にそれに反応することができるのでしょう。それは、「音で覚えている」「音の記憶は長く残る」「音の記憶は理屈抜きだからアクセスが容易である」からに他なりません。
そして、音で覚えるためには、繰り返し声に出して唱えたはずです。「いっぽん、にほん、さんぼん」といった日本語の数え方しかり。歌だけでなくイントロから間奏、エンディング、曲順を詳細に覚えている好きなアーティストのアルバムしかり、です。

理屈を飛び越えてスピードを持って対応できるようになる。英語は掛け算九九や音楽と同様なのです。


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